独自技術「ビオタスク」を付与
大建工業(大阪府大阪市)は、同社独自の抗ウイルス機能「ビオタスク」を付与したドアハンドルや手摺、カウンターなどを展開している。コロナ禍で住宅メーカーからの採用も増えているという。ビオタスク仕様の一部製品は抗ウイルスSIAA認証を取得した。
抗ウイルス機能「ビオタスク」を付与したドアハンドル
「ビオタスク」は2012年に同社が確立した技術。2009年に新型インフルエンザが世界的に流行し、ウイルスによる感染症予防に対しての注目が集まったことをきっかけに開発をスタートした。ウイルスを軽減させる材料を混ぜ込んだコーティング剤を製品に塗ることで、空気中や手から製品上に付着した特定ウイルスの数を減少させる。「建材にも抗ウイルスが必要だと考え開発をスタートしました。ビオタスクについてこれまではなかなか認知度が上がらなかったのですが、コロナの関係もあり着目されています」と吉田達也マーケティング部長は語る。
開発当時は高齢者施設向け建材「おもいやりシリーズ」の手摺やにぎりバーなどにビオタスク機能を付与していた。しかし、住宅でも抗ウイルス機能が求められるようになったことを受け、レバーハンドルやカウンターにも付与。
「住宅の中でも特に接触頻度が高いところから導入していますが、次のステップとして床材や壁材への展開を考えています」(吉田氏)

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