リフォーム提案進むショールーム
タカラスタンダード(大阪府大阪市)の東京大田ショールームは、リフォーム事業者が施主への提案やクロージングに活用できる場へとリニューアルした。リアルな空間展示によりリフォームしたいという気持ちを掻き立て、事業者にとっては提案がしやすくなる。「リフォーム会社様のご意見を取り入れ、皆様にとって使いやすいショールームにしました」と東京支社長の小森大氏は語る。
リフォーム後の暮らしを体感できる空間展示
1階は従来通り同社の商品がずらりと並び、大きく変わったのは2階部分だ。コンセプトルームを2つ設けており、リビング・ダイニングやワークスペース、水まわり空間をリアルに再現し、リフォーム後のイメージを体感できる。イベントなどで実際に使用できるライブキッチンがあり、コンセプトルームを個室商談スペースとして活用することも可能。商談やセミナーに利用できるカフェラウンジもある。
個室商談スペースとしても使用できるコンセプトルーム
空間展示では同社のホーロー内装材「エマウォール」を壁に張り、マグネット小物を活用して壁面を有効活用することを提案。同社商品だけでなく他社メーカーの商材も用いて空間をコーディネートしている。
「企業間コラボがキーワードです。こうして空間をつくることでお施主様に伝わりやすく、リフォーム業者様が提案しやすくなります」と小森氏。
リニューアル後、第1弾のイベントはキタセツ(東京都大田区)が行った。予約制で土曜に開催し、9組が来場。北川拓社長がライブキッチンでつくった料理を振る舞った。北川社長は「1階で商品を見たお客様が、2階に上がるとこんなこともやりたいと夢を膨らませることができる。あのキッチンを入れたらこうなるんだという実際のイメージを見ながら話ができるので打ち合わせがしやすく、決まりやすいです。お客様は納得がいき、失敗のないリフォームができます」と語る。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)1面
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)23面