売上9%減も子会社売却が寄与
LIXIL(東京都江東区)は、2021年3月期の決算(国際会計基準)を発表し、連結売上収益は前年同期比9.0%減の1兆3782億5500万円の減収となった。事業利益は従業員の生産性向上を図る各種施策やコロナ禍における経費抑制策などの販管費の削減などから同9.6%増の572億8800万円となった。
また営業利益は3月に実施した希望退職プログラム「ニューライフ」にかかる一時費用があったものの、一部子会社の売却益などから同12.0%増の358億4200万円となった。税引前利益は前年度に計上した関連会社の処分益の剥落で同17.4%減の338億400万円となったが、非継続事業も含めた最終利益は第3四半期以降の事業回復と構造改革の進展により同2.6倍の330億4800万円の増益となった。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)6,7面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1654号(2025/06/23発行)4,5面
-
1654号(2025/06/23発行)2,3面