リフォーム売上75億円の原動力は人
島根電工(島根県松江市・グループ年商171億円)は、65年の歴史のなかで、社員を大切にする風土を築いてきた。プレミアムフライデーの実施など、福利厚生の数は年々増加。加えて、その場で見積もりが出せる端末機の開発など、労働環境を良くする仕組みを次々と導入する。
【リポート/編集部 芦原拓】
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最終金曜は15時に退社
1956年創業で電設工事と住宅リフォームを手掛ける島根電工は「社員とその家族を大切にする経営」を掲げて成長してきた。リフォーム売上75億円を生み出す原動力は、社員のモチベーションを高く維持する数々のES策だ。
同社では「顧客」や「株主」よりも「社員」を優先する。具体的には「社員とその家族」を頂に、「協力業者の社員と家族」「顧客」「地域社会」「株主」の順。「お客様が最重要」ではない。「社員を大切にすると、結果的にお客様も喜んでくれるから」と、荒木恭司社長は語る。
では、どのようなES策を実施してきたのか。象徴的なものが、忘れかけている人も多い経産省の取り組み「プレミアムフライデー」の徹底だ。同社では毎月末の金曜日は、15時に退社して、飲食や買い物など消費活動に充てることがルールだ。

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