透光&省エネの「エコフィックス」好調
ベンチャーマテリアル(東京都中央区、宿利成章社長)のエコフィックスは、窓にかけるだけで、室内を明るくしたまま遮熱・保温することができる。
窓にかけるだけで、室内を明るくしたまま遮熱・保温する
従来のカーテンやブラインドなど遮熱や保温機能を持つ商品は、光を通さない素材を使っているため室内が暗くなるものが多い。一方、エコフィックスは窓をカーテンなどで遮っても、太陽光を取り込み室内を明るくしたまま遮熱保温が可能。窓面の広い住宅やエネルギー消費に意識の高い企業のテナントが多く入るオフィスビル、学校などの公共施設で続々と採用が決まっている。
同商品の第一の特長は照明電力の削減だ。一般のカーテンやブラインドと異なり、日差しを遮るのではなく、光を乱反射させ室内に届ける。よって室内は暗くならず、日差しがあるうちは照明いらずで、当然照明電力の削減につながる。
第二の特長として空調電力の削減がある。日差しがあると近赤外線が室内に差し込み、物に当たり、遠赤外線(熱の発生)で室内が暑くなる。一度熱くなったものは室内から逃げないため空調効率が悪化する。エコフィックスは近赤外線を52%カットするため室内を熱くしない、つまり遠赤外線の発生を抑えることで空調効率を上げる(約7度遮熱)。また冬も、繊維を高密度で特殊に編んでおり、窓から暖気を逃さず、空調の暖房を抑制する(約4.2度保温)。
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