10K100mmを高性能化
マグ・イゾベール(東京都千代田区)の販売するポリカット(R2.2)は日本で初めて、木造住宅向けグラスウールの10K100mm(密度10kg/m2、厚み100mm)の最低熱抵抗値を、2.0 m2・K/Wから2.2 m2・K/Wへと高性能化した。断熱材にポリカットを使用することで、詳細な計算が必要なく、手軽に省エネ基準をクリアできる。
手軽に省エネ基準をクリアできるポリカット(写真は390mm幅)
「住宅分野においても、省エネ基準適合義務化に向けた動きが加速しています。その一方、一部の工務店やハウスビルダーの中には、省エネ基準適合にコストや計算等で課題を抱えている方もいらっしゃいます。ポリカットを使用していただくことで、省エネ基準が守れることを周知していきたいです」(三和裕一マーケティング部長)
繊維径は以前のものが7~8ミクロンだったのに対し、ポリカット(R2.2)では4~5ミクロンまで細かくなり、断熱性能が向上。グラスウール全面をポリエチレンフィルムで包んだことで、施工時のチクチク感も解消。繊維一本一本に撥水処理を施しているため通常のグラスウールよりも水をはじきやすく、吸水した水分も速やかに排水される。
「断熱材の高性能化への入口として、商品を利用していただき多くの方に効果を実感していただきたいです」(三和部長)
幅は390mm、435mm、475mmの3種類。設計価格は坪あたり2750円だ。

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