テラス囲い商品に断熱性をプラス
大仙(愛知県豊橋市)はこのほど、テラス囲いに断熱性をプラスした「マルチ@ルーム」の新バージョン「新マルチ@ルーム」の販売を開始した。「リモートワークなどの利用で月に100台ほど販売したい」と道脇太一取締役・建材事業本部長は話す。
テラス囲いに断熱性をプラスした「マルチ@ルーム」の新バージョン
マルチ@ルームは「夏は暑い、冬は寒い」を軽減するためにテラス囲いに断熱性を備えたもの。エクステリアでありながら多目的空間として利用ができ、在宅勤務の際の仕事場や子どものオンライン授業スペース、さらには家族が新型コロナに感染した場合、在宅療養部屋として利用することも可能だ。
一般テラス囲いと比較すると断熱性能、居住性能に優れ、一般の木造増築との比較では、施工日数、販売価格に大きな差が出る。
一般住宅用の断熱材を屋根・壁・床に置いているため、優れた断熱性能を実現。新マルチ@ルームでは、新たにペアガラスを窓の標準仕様としたため、さらにその性能が上がった。
「私は自宅で新マルチ@ルームを使用していますが、今年の夏、外気温が40度近くなっても冷房の設定温度を極端に下げることなく、部屋の温度を27度に維持できました。快適に仕事ができています」(道脇取締役)
さらに、これまでは耐積雪性能が30cmだったところを50cm相当に強化、これによりある程度積雪がある地域でも使用が可能となった。またマルチ@ルームでは天井が低く感じることが課題となっていたため、20cmアップしたハイサッシをオプションで新たに設けた。
「特筆すべきは、これまで以上に組み立てやすく改良した点で、2日で完成します。エクステリア職人が作業できるので、安い工事代で済むところは大きなポイントです」(道脇取締役)
価格は135万円~。外壁パネルは木目カラーと単色が選べ、色はブラウンとホワイトの2色。今後は企業へ社員の福利厚生の一つとして提案していく予定だ。

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