既存の自然給気口に設置可能なダクトレス熱交換換気システムが「LT-30Reno」だ。住宅設備の総合メーカー、日本スティーベル(神奈川県川崎市)が販売するもので、100Φと小型ながら熱交換率最大85%を実現。花粉対応フィルターを標準装備し、10μmの微細な粒子を約85%除去することができる。
外部フードは4色展開
換気の方法は、まず居室内の空気を70秒間かけて排気運転する。その際にセラミック蓄熱体に居室内の熱を蓄熱。70秒後にファンが逆回転し、屋外の空気を取り入れる。蓄熱体に蓄熱した室内の温熱条件に近い空気へと変換するため、部屋の温度が変わりにくい。
「既存の給気口にそのまま差し込めるため、取り付けも簡単です。消費電力は最大4.4wなので、1カ月24時間使用しても1台あたり70円程度の電気代ですみます」(営業部・山崎寛太次長)
外部フードはシルバー、白、黒、茶の4色展開。価格は外部フード込みのモデルが9万円、本体のみの場合は8万円。
「今年の冬で1万台の販売を目指します。集合住宅や一般住宅など幅広く使用していただきたい」と山崎次長は話す。

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