オリックス(本社・東京都港区、井上亮社長)はこのほど、旭ファイバーグラス(本社・東京都千代田区、狐塚章社長)を買収することを公表した。オリックスは株式の96%を日本政策投資銀行などから取得することに合意し、旭ファイバーグラスの企業価値の向上に取り組む。
旭ファイバーグラスはグラスウール製品市場において40%のシェアを持ち、中国など海外への事業展開も検討している。海外事業に強いオリックスの資本参加により、事業展開に弾みがつきそうだ。
旭ファイバーグラスは2007年に日本政策投資銀行や投資ファンドのWISE PARTNERSに株主が替わっている。オリックスは、旭ファイバーグラスに役員を派遣する予定。同社の狐塚社長ほか現業の役員陣は替わらない。
オリックスは金融や保険など様々な事業を展開しており、企業への投資も積極的に行っている。住宅資材関連事業への投資は今回が初めてだが、同社の幅広い事業分野を生かし、断熱材事業の拡大を図る。

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