【クローズアップ建材・カウンター＆シンク】調理しやすく掃除が楽な高機能シンク

キッチンリフォームでは、カウンターとシンク選びがとても重要だ。カウンターは素材や質感でキッチン全体のイメージが決まるが、それだけでなく汚れや傷つきにくさといった機能面も考慮して選ぶ必要がある。同様にシンクも、材質や形状によって料理のしやすさや使い勝手は変わってくる。毎日使うものなので使いやすく、料理の後に拭くだけできれいに保てるキッチンを選びたいもの。そこで今回は、機能的で衛生面にも優れたカウンターとシンクを紹介する。

クローズアップ建材　カウンター＆シンク

キッチンカウンターの素材は、主にステンレスや人工・人造大理石、天然石、セラミック、クオーツなどがある。なかでもカラーとデザインが豊富で、インテリア性に優れた人工・人造大理石の人気が高い。人工大理石はアクリル系とポリエステル系に分類されるが、耐久性が高く傷にも強いアクリル系が主流だ。最近では有害物質が溶出しない新素材を用いたものや、特殊配合の樹脂を塗布して耐久性を高めた人造大理石なども登場している。

シンクは大型で作業しやすく、水はけがよいものが選ばれている。また、水洗いだけで汚れが落ち、効率よく水が流れるよう底面の形状を工夫した商品が増えている。

近年では、シンクも見た目が美しく高級感がある人工・人造大理石製シンクが好評だ。人工・人造大理石は加工がしやすく、天板だけでなくシンクにも使える。そのため、色調をそろえることができだけでなく、シンクとカウンターにつなぎ目のないキッチンが作れるので汚れがすき間に入ることはない。このようにインテリア性が高く、最小限の手間で清潔に保てるカウンターとシンクが注目を集めている。

簡単な手入れで美しさを保つシンク＆カウンター

トクラス

人造大理石「TENOR（テノール）」
人造大理石カウンターに特殊配合の樹脂を幾層にも重ねて塗布し、加熱して硬化させることで「タフエンボスコート層」を形成。表面硬度が高く、エンボス調表面加工で点接触となるため傷がつきにくい。また、衝撃や汚れに強いだけでなく、350度に空焼きしたフライパンを10分間放置しても割れにくく変色にしくいほどの耐熱性も備える。

人造大理石「クラストン」
全10色をそろえたキッチンカウンター。赤ワインやカレー、コーヒー、醤油などの汚れが染み込みにくく、ふだんの手入れは水拭きで十分。細かいすり傷がついても、市販のナイロンたわしで補修できる。

奥までシンク
シンクの奥行きをいっぱいに広げ、奥に洗剤カゴを置かないことで洗い物の取り回しのよさを実現。排水口まわりは、水がスムーズに流れる溝のついた底面形状を採用。大きなフライパンや鍋をストレスなく洗える。