TOTO、4部位同時に新商品投入

TOTO（福岡県北九州市）は6月7日に新商品記者発表会を開催し、水回り4部位で新商品を8月から順次発売することを発表した。4部位同時に新商品を投入するのは2010年以来、12年ぶりのこと。

TOTO清田徳明社長（左）と新TVCMに起用された市川右團次氏

ウォシュレット一体形便器「ネオレスト」は、新モデル「LS」を投入し、全タイプをモデルチェンジする。「LS」は便器部に継ぎ目がないフルスカート形状。ウェーブラインを描いたフタと金属調のアクセントカラーによりサイドビューが美しく、空間に華やぎを与える。

また、新機能「便座きれい」を搭載。トイレ使用後に「きれい除菌水」を便座裏の先端部分までふきかけ、汚れを漂白・除菌する。

ネオレストシリーズは、2021年度には22万台を販売。2024年度には30万台の販売を目標としている。

洗面化粧台「オクターブ」は、水栓に加えて照明もタッチレスに。現行オクターブで好評なスマホなどを置くことができる「ちょい置きカウンター」もデザイン・使い勝手ともに進化する。

ほかにも、システムキッチン「ザ・クラッソ」のクリスタルカウンターには、大理石調や水面を模した新柄がラインナップ。システムバスルーム「シンラ」は、調光調色システムに「瞑想ゆらぎモード」を新たに搭載。炎のように揺れる光のリズムがより深いリラックスへと誘う。

「コロナによりお客様の価値観や生活観が変わる中で、新しいお客様のニーズにどのように対応していけばいいかを考えた」と清田徳明社長。

「コロナ禍でご自宅で過ごす時間が長くなった中で、安らぎを与える、リフレッシュしていただく、活力を取り戻していただく、そういう思いを込めて新商品を投入しています」と語った。

発表会には新TVCMに出演する歌舞伎役者の市川右團次氏も登場。新商品について「最新のテクノロジーを駆使して、TOTOの長年の歴史の中で培われたものがスタイリッシュな水回りに落とし込まれている。お家が明るくなり、家族がハッピーになれる商品だと思います」と語った。