壁材や家具と並び住居や施設の空間のイメージやコンセプトを決定づける、床材。たとえば、明るい色のものは天井の照明の光が反射することで室内を明るくし、掃除もしやすいといった利点がある。定番の木目調やテキスタイルに加え、昨今は大理石や自然石、和文様などバリエーションも豊富で、室内外を問わずさまざまなシーンで意匠を凝らした商品も多い。インテリアの立役者になる床タイルが織りなす世界に注目する。
クローズアップ建材 インテリアデザイントレンド
さまざまな柄や素材がそろう床タイルは、全体的に吸水性が低いためメンテナンスも容易で、紫外線にさらされても退色しない特徴がある。
デザインとしては、木や石の質感、土の温かみを再現したものがその代表格。本物の天然石を使用した場合、撥水剤などのメンテナンスに手間とコストがかかるが、床タイルならその必要がない。
また、見た目だけでなく実用的かどうかの観点で選ぶことも欠かせないポイントになる。大理石磨き調のものはツルツルとした触感のため、雨の日だと滑りやすくなる。表面が凹凸調のものは、その部分に汚れが溜まった際の手入れも必要だ。それらを加味しながら、生活空間におけるオリジナリティーを存分に演出したい。
- 極上のリラックス空間へ
- Landscape[サンゲツ]
- 自然をそのままに残した「WAVES」「FOREST」「ROCKS」の3つのデザインからなるシリーズ。「大空を飛び回る鳥たちの見た風景」をモチーフに、いずれも光の反射によって見せる波、森、岩といった雄大な大自然の雰囲気を、その場にいながらリアルに体感できる。スペースの一角に使うことで、そこだけが異空間に。
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