居室のなかでも壁材の次に使用する面積が多い床材は、部屋の印象や風合いを大きく変える。好きな色味や柄でこだわりを出せるのはもちろん、傷や汚れがつきづらい素材のものや、コロナ禍もあいまって抗菌・抗ウイルス機能の有無も重視されている。足ざわりがよく裸足でくつろげ、寝っ転がれるフローリングで、日々を快適に過ごしたい。
クローズアップ建材 フローリングトレンド
一口に「無垢フローリング」といっても、使用する樹種によって硬さや風合い、木肌の模様などそれぞれ特徴がある。オーク(ナラ)材やウォールナットなどの硬めの樹種は、耐久性が高く傷がつきにくい。杉材やパイン材は、柔らかく、踏み心地がよく歩いていても疲れにくい。こうした木材ごとの特徴を理解して、優先したい見た目や質感を木の種類から選ぶことが重要なポイントになる。
木質系フローリングは大別して3タイプがある。「無垢材」は、木質感が高く意匠性に優れ高級感がある。「挽き板材」は、合板基材の表面に無垢材を貼り合わせたもの。2〜4mmの無垢材を貼るため、見た目には無垢材と見分けがつきにくい。「シートタイプ」は、合板基材の表面に極薄の無垢材や木目を印刷したシート(パラフィン紙など)を貼り合わせたフローリング材。
使う場所や予算などに合わせて、柔軟に選びたい。
- 室内光でも抗ウイルス作用
- 抗ウイルス 木質建材 Vコートシリーズ[プレイリーホームズ]
- 従来の抗ウイルス作用のある光触媒は紫外線を含む太陽光などの強い光にしか反応しなかったが、蛍光灯やLED照明などの身近な室内光でも反応する「可視光型光触媒」を採用した抗ウイルス無垢フローリング。コーティングが摩耗しない限り、抗ウイルス作用が持続する。

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