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【クローズアップ建材・冬対策省エネ・断熱】「エコであたたか」にする力持ち

【クローズアップ建材・冬対策 省エネ・断熱】「エコであたたか」にする力持ち

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2025年度から、すべての新築物件で省エネ基準の適合が義務付けられる。国内の大部分を占める中古住宅のリフォームでも、断熱性能の向上はこれまで以上に重要なポイントになる。断熱材は、大がかりな工事の割に効果が見えくいなどとされがちだが、リフォームでも大活躍し、省エネ性能向上には欠かせない存在。健康や環境面でもすぐれた商品を、熱く推したい。

クローズアップ建材 冬対策 省エネ・断熱

断熱材の素材を大別すると、グラスウール・ロックウールの繊維系、ウレタン・ポリエチレンなどを原料とした発泡プラスチック系、セルロースファイバー、紙などの自然素材系がある。

住宅向け断熱材として最も普及している無機質繊維系のグラスウール。高性能グラスウールは、通常のグラスウールより繊維の直径が細く本数も約4倍のため、断熱性が高い。発泡プラスチック系断熱材は、石油原料の樹脂を発泡させボード状に加工したもの。全般的に断熱性が高く、外張り断熱工法で多く使用される。

現場発泡断熱材は、おもにウレタンフォームなどの液材を壁や屋根に吹き付け、発泡させるもの。液剤は約100倍に膨らみ、隙間なく覆うことが可能だ。また、断熱工程と気密工程を一度に施工でき、安定した品質が得られるため人気が高い。ノンフロン素材のため、職人の健康にも配慮されている。

ノンフロンで燃えにくい強さ
ネオマフォーム[旭化成建材]
ネオマフォーム[旭化成建材]
熱硬化性樹脂の一つで、世界で初めて人工的に合成されたプラスチック「フェノール樹脂」を使用。熱に強く、熱で硬化する特徴があるので燃えにくい。極めて穴の小さい膜による気泡と発泡ガスが抜けにくいため、長期間断熱性能を維持できる。また、ノンフロン発泡で生産しており環境性能も高い。

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