LIXIL(東京都品川区)は内窓の製品「インプラス」の納期遅延が、10月2日時点で68%ほど回復していると発表した。注文を受けてから出荷まで最大で約3カ月かかっていた状況から改善してきている。
遅延の背景には、最大200万円が補助される国の補助金「先進的窓リノベ事業」(経産省、環境省)により、窓リフォームの需要が想定以上だったことがある。同社は生産体制を強化するなどして対応し、これが実った形だ。
LIXILの内窓の製品「インプラス」
窓リノベ補助金、需要2割減
なお、同補助金の予算に対する補助金申請額の割合は10月3日時点で戸建て住宅が67%、集合住宅が73%となっている。
戸建ての申請額は7月の102億7859万円に対して8月は78億7558万円で23%減、戸建ての申請件数は2万7223件に対して8月は2万1224件と、直近の需要は減退傾向にある。
LIXIL製品限定で受注を再開していた家電大手エディオン(大阪府大阪市)、ホームセンター大手のカインズ(埼玉県本庄市)は9月27日時点で新規の受付を締め切っている状況だ。

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