人がアレルギー反応を引き起こす物質は、じつに多様だ。住まいに使われる素材を気にすることで、心地よい暮らしに近づけたい。
クローズアップ建材 人に優しい建材特集
建材においても、昨今は機能面だけでなく、省エネなどの環境性能や、人間をはじめとする健康に配慮したものが多く開発されて世に出ている。
もちろん、洗練されたデザインや質感を兼ね備えて、人が心身ともに穏やかで豊かな時間を過ごせるものが求められている。
例えば、水や鉱石などの無機物など天然素材のみを用いた壁材やアレルギーや肌に優しい床材、微細気泡で簡単に汚れを落として保湿性能で手荒れを防ぐ水栓、太陽光と同じ光を人工的に生み出して日当たりを補う照明などが挙げられる。
ほかにも、漆喰や無垢材、天然石、炭化コルク、米のり、柿渋といったように、人体に害の少ない天然素材は多くある。これらを住まいのなかに取り入れることで、室内でよい空気の循環を感じながら、快適な暮らしを手に入れることができる。
さらに建材そのものが、天然素材ということだけではなく、接着剤など、それらを施工する際に使われるものが、どのような成分でできているかにも注目したい。

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