タカラスタンダード(大阪府大阪市)は、4月1日付で取締役・常務執行役員兼東京支社長の小森大(こもりまさる)氏が社長に就任すると発表した。2003年より社長職を務めていた渡辺岳夫氏は、会長に就任する。2月1日開催の取締役会で決議された。
小森氏は1970年、長崎県出身。大分大学経済学部卒業後、 1994年に入社した。岡山支店長、本社営業本部営業課長、埼玉支店長などを経て、2019年4月に東京支社長に就任。2023年より常務執行役員、取締役も務めている。同社広報によれば、2022年に墨田(東京都)にマンションリフォーム特化型ショールームを開業するなど、さまざまな改革により首都圏での売上拡大に貢献した点が評価された。
社長に就任する小森大氏
小森氏は本紙に次のようにコメントを寄せた。
「当社は今年5月に創業112年目を迎えます。売上も2000億円を超え、独自のホーローという強みのもと、成長を続けてきました。しかし、市場環境を見てみると、人口減に伴う住宅着工戸数の減少など、楽観視できる状況ではありません。
その中で、今後も持続的な成長と中長期的な企業価値向上を図るべく、新しい経営体制のもと、未来志向の改革に取り組んでまいります。私自身も、これまで築き上げてきた国内住宅設備機器販売のさらなる強化はもちろんのこと、現・渡辺社長の推進してきたリフォーム強化、海外事業などの重点施策などに加え、自社のアセットを活用した新規事業へのチャレンジなど、新たなタカラスタンダードの創出ならびに業界の発展に貢献してまいる所存です」
新社長が重視する3つのポイント
1 | 国内住宅設備機器販売のさらなる強化 |
2 |
リフォーム強化、海外事業などの重点施策 |
3 | 自社のアセットを活用した新規事業へのチャレンジ |

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