LIXIL(東京都品川区)は2024年3月期の決算で、減収減益となった。事業利益(※1)は、前期比10%減となる232億円に。売上高にあたる売上収益は1兆4832億円で、前期比0.9%減だった。海外事業の低迷、国内の新築需要停滞が原因となった。一方、国内の窓製品の需要は好調で、リフォーム分野を伸ばす方針を掲げる。
(※1)同社ではIFRS(国際会計基準)を採用しており、日本基準の営業利益に相当
LWTが低迷
(※2)セグメント別の事業利益は全社費用控除前、売上収益はセグメント間取引消去前
同社は2つの事業セグメントを有している。1つ目は水回り製品を主とするLWT(ウォーターテクノロジー)事業。もう1つは窓(サッシ)やドア、エクステリアなどを中心とするLHT(ハウジングテクノロジー)事業だ。このうちLWT事業の需要が低迷していることが業績悪化の要因となった。LWT事業の事業利益は227億円(※2)で、前期比51%減に。売上収益は8969億円で前期比2%減に落ち込んだ。
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