8月6、7日の2日間にわたって開催された「リフォーム産業フェア2024」で、メーカー各社による内窓製品のPRが盛り上がりを見せた。国による補助金企業「先進的窓リノベ2024事業」(環境省主幹・予算1350億円)が背景にある。
LIXILはタレントを起用
会場の東京ビックサイトでは、入り口付近にLIXIL(東京都品川区)とYKK AP(東京都千代田区)の大手2社のブースが向かい合わせに配置され、製品のプレゼンテーションがはじまると多くの来場者が足を止めた。
LIXILのブースでは木曽さんちゅう氏が熱演
LIXILのブースではお笑いタレントの木曽さんちゅう氏がMCを務め、内窓「インプラス」の断熱効果、そして窓やドアだけでなく屋根や壁の改修もサポートする「外まわり生涯安心パック」を流暢にアピール。木曽氏は「国が省エネ対策として、窓リノベを継続して予定しているのはカーボンニュートラルの効果が高いからです。14兆円で日本の窓をすべて省エネの窓に変えられますが、その効果は、日本全国の自動車を電気自動車にすべて変える費用対効果と比較してもとてもよい。そうした点をポジティブに捉えて活用していくべきです」と主張した。
YKK APは施工の実演を行った。ブースに人だかりができた
一方、YKK APのブースでは「マドリモ断熱窓」や新商品「ドアリモ玄関ドアD 50」を施工実演でアピール。マドリモは室内からの施工が可能で、マンションの高層階などでも手軽に取り付けできること、ドアリモは既存のドア枠に新しい枠を被せるカバー工法で、簡単に高断熱ドアが実現することを実演で披露し、注目を集めた。
他にもパナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市)のブースでは、7月に新発売した内窓が展示された。奥行き55ミリのスリムフレームを間近にし、驚く来場者の姿も見られた。
最大200万円の補助を可能とする先進的窓リノベ2024事業。この機会を活用した断熱窓、断熱ドアへの改修をメーカー各社は継続して呼びかける。9月5日時点での同事業の予算消化率は31%となっている。
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