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耐震シェルターで室内に避難場所を

耐震シェルターで室内に避難場所を

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 注文建築を手掛けるデリス建築研究所(神奈川県横浜市)は、既存住宅の1部屋を耐震化するシェルター「シェルキューブ」の販売を開始した。初年度は月間10件の受注を目指す。8月には銀座・三越で展示会も行う。

 シェルキューブは部屋の内部に鉄骨フレームを設置。その上から、壁や天井など内装を施す。専門機関による性能確認試験によると100トン以上の垂直荷重に耐えられることを確認している。「巨大地震が起きた際には家の倒壊による圧死で亡くなる方が多くいらっしゃいます。このシェルターを設置することにより、室内に避難場所が作れる」(企画広報室長、木村憲氏)。

室内を耐震シェルター化する「シェルキューブ」

室内を耐震シェルター化する「シェルキューブ」

 価格は6帖の場合、内装仕上げを入れて350万円。最短7日で住みながら施工が可能。首都圏、東北エリアでの販売を行う。

 また、家屋全体の耐震性を確保したい人向けに、耐震補強と外装デザインを一体化した「デザイナーズ耐震90°(きゅうじゅうど)」も開発した。住宅の隅などに、L字型に鉄骨フレームを組むことで耐震性を向上させる補強方法。1カ所当たり68万7500円で工期は最短5日間。

 同社は横浜国立大学大学院や建材メーカーなどと共同開発を進めてきた。

この記事の関連キーワード : シェルター デリス建築研究所 倒壊 圧死 神奈川県横浜市 耐震 避難

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