窓リフォームの専門店「MADOショップ」がBtoC提案の本格強化に動き出している。
東京都世田谷エリアでは地域6店舗が合同で地元のお祭りにブースを初出店し、約1100組が来場した。他にもショップでミニチュアハウス作りのワークショップを開催するなど、消費者向けイベントなどでエンドユーザーとの接点強化を進めている。
地域6店が合同出店
「MADOショップ」はYKKAPが展開するエンドユーザー向け窓提案の全国組織。2010年4月の発足後、加盟店数はわずか3年で1000店を突破した。ただ、建材流通店が加盟店の主体業種のため、BtoC事業を初めて行う会社も多く、急には新事業を拡大できていない会社もある。そこで、YKKAPでは各地の成功事例などをもとに、ショップへのサポート強化を進めている。
「世田谷のせたがやふるさと区民まつりはまったく新しいお客様の開拓につながりました。こうしたイベントのやり方をほかの加盟店様にも伝えていきたいと考えています」(YKKAP MADOショップ推進課 中野世津子氏)
このお祭りは毎年約30万人を超える来場者が集まる地域イベント。今年は8月3日と4日の2日間で開催された。「MADOショップ」では、夏場を涼しくのりきるための商品展示や窓リフォーム手法の情報配信、さらに移動展示車で窓の断熱性能などを体感してもらう催しを実施。2日間でアンケート回答数は目標の200を大きく上回り約1100にのぼった。今後は、回答者の中から希望者に、窓リフォームの提案を行っていく。
今期は秋のリフォーム商戦に各種イベントを計画している加盟店も多く、窓リフォームの提案が加速していきそうだ。

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