大塚家具(東京都江東区)は住宅検討段階から、インテリア提案を進めるための情報発信拠点「住まいるステーション」を有明の本社ショールーム内にオープンした。ここでは、インテリアを中心とした住まい作りを進めるための各種支援を行っていく。今後は、全国に15店舗の中の大型店を中心に、随時導入していく方針だ。
「住まいるステーション」は2万4600㎡ある本社ショールーム3階入口付近に設けられた。 スペースは240㎡。
- レイアウト
- スタイリング
- 収納
の3つの視点から、リビングや寝室などが空間展示されており、住まいづくりにおいて"気づき"が学べる場所となる。例えば、ダイニングテーブルとソファーを2つ設置する家が多いが、都心部などで部屋が狭い場合は窮屈になるケースがある。そこで、ダイニングテーブルとソファを一体化した「ラウンジスタイル」を採用すると、スペースを省くことが可能だ。空間展示では、こうした暮らしに合わせたレイアウト実例が見られる仕掛け作りがされている。
また、希望があれば専門アドバイザーがカウンセリングをもとに、インテリア選びのサポートも行う。「もともとインテリアは試着ができませんし、何個も同じ種類のものを買うものでありません。そこで、専門家のスタッフがお客様の要望に応じて、コンサルテーションを行います」(広報課 寺戸一馬氏)
日本では、内装や間取りができあがってから、インテリアを考える人が多い。同社では、この「住まいるステーション」を通じ、欧米のようにインテリア決定してから、それに合う内装を設計するスタイルを訴求していきたい考えだ。
インテリア中心の住まいづくり推進
リフォームのプロユーザーが、施主を案内するといった利用方法も可能。リフォームとインテリアの同時提案により、工事後に購入した家具のサイズが合わないといったトラブル防止にも効果的だ。
同社の昨年度売り上げは545億2000万円。従業員数は1673人(2012年12月31日現在)。

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