シェアルームにもっと親しんでもらおうと、団地の1室を1年間無料で貸し出す試みが、大阪で始まった。
これはムジ・ネットと独立行政法人都市再生機構(UR)の共同企画「団地リノベーションプロジェクト」のプロモーションの一環で、暮らしをリポートしてくれる体験入居者を募集している。
対象となるのは、大阪府の千里ニュータウンにある団地の1室。新たな住まい方を提案する「団地リノベーションプロジェクト」で今年2月に「3つ個室のあるシェアプラン」というコンセプトでリノベーションを施した。
部屋は66.64平米の3LDKで、3人でのルームシェアを前提としている。清潔感のある白色の内装を基調とし、リビング・ダイニングは空間を広く取って入居者が集まやすくし、キッチンも3人分の収納スペースを設けた。テーブルや椅子などの家具は備え付け。
入居者を募集しているシェアルーム
企画元はこの取り組みの目的を「住んでもらう方にその様子をリポートしてもらい、リノベーションの良さを多くの人に知ってもらいたい」としている。
募集期間は9月30日までで、親族以外の3人1組で応募する。入居期間は今年11月から1年間。自社ウェブサイトとSNSでPRを行っており、フェイスブックのいいねの数は900、ツイッターのツイート数は295と大きな反響を呼んでいる(8月14日現在)。
今回の取り組みは6月に無印良品が行った「ぜんぶ、無印良品で暮らそう。~2年無料で『ムジ良品の家(家具付き)』に住む人募集!~」というキャンペーンから着想を得てスタートしたもの。同キャンペーンには5533組の応募が寄せられた。
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