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中古マンションを「口コミ」評価を元に検索できるウェブサイト「マンションレビュー」が話題を呼んでいる。
同サイトには約57万棟のマンション・アパート情報が登録されている。他の不動産サイトと異なるのは、マンションに実際に住んでいる人たちから、そのマンションのメリット・デメリットの評価情報が得られる点だ。レビュー掲載物件は約1万件ある。
例えばあるマンションでは、「管理人の対応が良い」「町内行事が多く、地域住民と交流がある」といったメリットが掲載。一方で、「すでにママさんグループが出来上がっていて溶け込みにくい」「近隣がうるさい」といったデメリットも語られる。不動産ポータルサイトや実際の仲介営業マンから得にくい情報が集められ、そのマンションを購入するかどうかの判断材料にすることができる点が特徴だ。月間ユニークユーザーは33万人で、増加傾向にある。
具体的に点数でマンションを評価する
さらにもう1つの特徴は、対象となる中古マンションの過去の販売価格が分かる点だ。同サイトでは対象マンションが過去にいくらで販売されていたかというデータを独自に収集している。1件1050円で販売している。
そして、約3万件分のマンションについては、新築分譲時に制作された販促用のパンフレットを蓄積している。ここには分譲時の価格のほか、そのマンションのセールスポイントがまとめられているケースが多く、特徴を把握しやすい。こちらは、1物件1575円で販売。今年の1月から9月までの間で約3000件が売れ、人気を集めている。
川島直也社長は「不動産は非常に高い買い物の割には、お客さんはほとんど情報を持っていない。レビューでは『住んでみないと分からない情報』を提供し公開していくことで、納得してマンションを買える環境をつくっていきたい」と話す。
運営はグルーヴ・アール(東京都渋谷区)、2009年に設立。
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