LIXIL(東京都千代田区)は、2013年10月8日付でインドのアルミファサード大手、スターアルビルド社(デリー。以下スター社)を買収した。年間10%で成長するインド市場はLIXILのアジア戦略の中心の1つであり、スター社を中心に多角的な市場戦略を展開するのが狙い。
スター社はインドの大手ディベロッパーとの関係が深く、商業ビルやオフィスビルなど全国の大規模プロジェクトを展開しており、年間売上高は10億ルピー(約17億円)と見られる。大規模施設のカーテンウォールが主力だが、今後はLIXILの窓サッシとの連携も視野に入れる。ディベロッパーとの関係も引き継ぐため、LIXILも大規模プロジェクトにコミットしていくと見られる。
また、インドでは、LIXIL傘下のASD(アジア部門09年、北米ASDは13年6月に買収)が衛生陶器を年間3億円売り上げており、スター社とともに住宅部門へ進出する可能性もある。

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