業界初のマンション向け家庭用燃料電池「エネファーム」が、来年4月に発売される。東京ガスとパナソニックが開発したもので、東急不動産が来年5月発売のマンションに採用する。
エネファームは戸建て住宅用として普及しているが、マンション向けは設置条件の制約や法令上の基準への適合など難しい課題があった。マンション向けエネファームは、マンション廊下のパイプシャフト内への設置を可能にしたもので、製品化は「世界初」という。
東急不動産は東京都品川区に建設中の「ブランズシティ品川勝島」に、このマンション向けエネファームを採用、全戸に導入する。
来年4月の消費税増税を控え、マンションの駆け込み需要がピークを迎えているが、今後反動も予測される。このため、不動産各社は需要つなぎ留めに商品戦略の見直しを進めており、マンション向けエネファームはその切り札の1つと期待されている。

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