カンキョー(東京都練馬区)は、降雪による太陽光発電パネルの発電低下を防ぐ「スノーレスヒーターE_DAN」を新発売した。
これは遠赤外線PTCフィルム床暖房(特許認証商品)を改良してできた自己温度制御機能を持つ発熱フィルム。太陽光モジュールの裏側に接着する事で外気温マイナス10℃時にはパネル表面温度が11.5℃になり、融雪と発電の二重効果が期待できる。
「積雪が多くて発電効果を十分に発揮できなかったエリアでも、太陽光を効果的に利用できます。同時に危険な雪下ろしによる転落事故の減少につながります」(北原武司会長)
豪雪エリアでは格安電気料金プラン(季節別電灯契約、融雪用電力)を使えば、より経済的に利用できる。また都心部などの住宅密集地でも、落雪による近隣トラブルを避けるために後付けでの設置依頼が増えている。「E_DAN」本体はW600㎜×L900㎜×H10㎜で、様々なメーカーの太陽光パネルへの設置が可能だという。

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