LIXILの業績が、リフォームを軸に、順調に拡大を続けている。2013年4~12月期の連結決算は、消費税増税前の駆け込み需要に支えられ、リフォーム事業の売上高が2078億円で前年同期比10.4%増え、リフォーム売り上げ比率は31.4%に達した。リフォーム事業は通年でも堅調な見込みで、通期売上高は2650億円を見込む。
リフォーム事業状況
リフォーム比率31.4%の水準について、藤森義明社長は「まだまだ少ない。4割、5割に持っていきたい」と述べ、リフォーム事業のさらなる拡大に強い意欲を示した。 リフォーム事業拡大の具体策として、藤森社長は
- 従来3割程度だった営業人員のリフォームへの配分を、4割、5割に増員
- リフォーム工事のキャパシティー増強決算 ――などを挙げた。
リフォーム比率はまだまだ少ない。4割、5割に持っていきたい」と藤森社長
好業績を受けて、前の四半期に続き業績予想を上方修正。通期純利益予想を445億円に、従来予想より35億円上方修正した。通期純利益は、7年ぶりに過去最高を更新する見込み。
全体の売上高は1兆1615億円で、前年同期比で9.9%増、経常利益は560億円で同46%増え、増収大幅増益だった。既に取得したペルマスティリーザ、アメリカンスタンダードなど海外売上を含め、国内外ともに業績好調だが、海外事業は採算面で課題を残す。

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