運送業の三友社(東京都千代田区)は、防水パン専門メーカーのテクノテック(東京都文京区)と連携して本格的に防水パンの交換事業を開始した。交換事業では資材の搬入から防水パンの交換、洗濯機の据え付けまで一貫サービスとして行う。
近年、防水パンの破損や排水ホースの不良による漏水事故が増加傾向にある。特に引っ越しや洗濯機の買い替え後間もなくして、事故が起きることが多いという。理由は、古い防水パンが経年劣化し、洗濯機の重量を支えきれずに破損が生じるため。特に最新のドラム式洗濯機では100キロを超す重量になる。これは古い洗濯機の5倍近い重量。
破損や排水のつまりなどは、洗濯機を移動しないと発見しにくく、漏水事故が起きて初めて発覚するケースがほとんど。同社が交換する防水パンは、強度はもちろん、高さをかさ上げし排水口の清掃スペースを確保、背面側の形状にホコリ溜りを防ぐなどの工夫が施されている。最新機種では子供の手やペットが入らないようにガードを設置、万が一の水漏れセンサーも設置可能。

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同社では引っ越し時や定期点検時に交換するケースが増えており、ビルダーや管理会社からの依頼が多い。今後はリフォーム会社、工務店からの施工の受注拡大を狙う。

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