リフォーム強化を重点施策に
YKK(東京都千代田区)の2014年3月期決算は、グループ連結で売上高が前期比21%増の6969億円、営業利益が同81%増の630億円、経常利益が同96%増の660億円の増収増益だった。なお2015年3月期のグループ連結業績は、売上高7200億円、営業利益620億円、経常利益640億円と増収減益を見込む。
同社のAP事業は、消費増税前の駆け込みで新築着工戸数が好調に推移したことに加え、住環境における省エネ性能への関心の高まりなどを背景に、窓事業の売り上げが増加。製造コストの削減にも努めた結果、売上高は前期比17%増の4033億円、営業利益が同58%増の294億円の増収増益となった。
AP事業を担うYKK APは、窓リフォームの相談や提案、工事をトータルに行う「MADOショップ」を2010年4月から全国で展開。2014年度はリフォーム分野の強化を重点施策として掲げ、これまでの省エネ、利便性重視の商品に加え、「安全・安心」の視点から開口部を中心に耐震性能を強化する商品を開発する方針だ。

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