アイジー工業(山形県東根市)の2014年3月期決算は、売上高が前年度比18.6%増の161億7517万円、営業利益は同78.3%増の23億843万円といずれも過去最高の増収増益となった。
主力のサイディングが好調
商品構成の見直しや重点地域・分野への営業資源の投入、採算性を重視した受注活動などが功を奏した。さらに消費増税前の駆け込み需要で業績を伸ばした。
製品別では主力の金属サイディングの売上高が前年度比19.6%増、ルーフが同25.9%増、サンドイッチパネルが同8.4%増だった。
需要別では今期は新築数が大幅に伸びたため、主力の金属サイディングは新築65%、リフォーム35%だったが、今後はリフォームの伸びが見込まれるという。またルーフは新築2割、リフォーム8割と逆転している。
服部達夫社長は「当社の商品は軽量でリフォームに強い。さらに取り回しのよい短尺な商品などを投入し、リフォーム市場開拓を積極的に行っていきたい」と語る。
また同社は「金属だからできること、広がる金属の可能性」というテーマの商品展示会「アイジーフェア2014」を仙台、東京、大阪で行った。
リフォーム向け商品ではナチュラルで外観にマッチしやすいと好評の金属サイディング「ガルフィーユi」シリーズに「モード3柄/ヒカリス」が加わった。3Dアートの立体感とインクジェット塗装の陰影が高級感を高め、その美しい質感は防汚コーディング「クリンフェクト」機能で長く維持される。「ヒカリスアッシュ、ヒカリスオーカー、ヒカリスブラウン」の3色展開で、年間販売数は10万㎡が目標。

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