ドア・建具専門メーカーの阿部興業は「2014新商品展&商談会」を7月、東京都内の同社ショールームで開催した。
今回は戸建て住宅やマンション向け商品をはじめ、幼稚園などの文京施設向け、高齢者福祉施設向けなど、新商品29点を含む200点以上の商品を展示。2日間で約400人が来場した。
今年の戸建て住宅向け新商品の特長は、日本特有の「間」の取り入れ方を生かしたデザインと機能にある。その1つ「飾り格子パーテーション」は、天井までをカバーする吹き抜け格子の間仕切り。空間を間仕切りしつつ空気の流れを遮らず、「間」を共有する和の雰囲気をモダンに演出する。
部屋の雰囲気に応じて塗装もできる「飾り格子パーテーション」
高さは2450㎜、幅寸法は600、700、900㎜の3サイズを用意。縦格子と乱格子の2タイプがあり、連結部材で組み合わせてパターン化することもできる。
また、「新オーダーフラッシュドア」は、伝統的なガラリデザインに機能をプラス。「可動ルーバーガラリ」は、ルーバーが回転することで通気を確保し、回転角度を調整すれば開き過ぎによる丸見えを防ぐ。同社の室内ドア「EXTRA」の枠を使用したリフォームにも対応する。
ルーバーが回転して通気を確保する「新オーダーフラッシュドア」
職人不足などに配慮した省施工タイプの商品も充実。「リフォーム枠」は既製品のユニットのノウハウを取り入れた簡易枠。「和室ユニット」は、枠と一体化した和建具で、専用ビスによりゆがみの出ない正確な組み立てが短時間でできる。建具とのセット納品が可能なので、リフォーム現場にも最適な商品として注目されている。

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