水改質度測定装置「アクアメーター」完成
給排水設備の工事やメンテナンスを手掛ける都市拡業(神奈川県横浜市)は、水改質による防錆効果を測定する装置「アクアメーター(仮称)」を開発、赤錆対策の新技術を完成させた。

防錆効果を測定する「アクアメーター(仮称)」
この装置は、同社が1989年に開発・製造した水改質装置「ザ・バイオウォーター」の防錆効果を測定するもの。同社の研究開発スタッフでもある神谷信行・横浜国立大学名誉教授や防蝕技術関係者らの共同作業で開発された。
「ザ・バイオウォーター」は、同社が開発した防錆技術「酸化被膜工法」を利用した水改質装置。既存の水道管につなげて水を通すと、バイオウォーター内の人工の鉱物結晶を通過する際に水が活性化。水道管内の赤サビを剥離させ、同時に黒サビを生成させて配管の劣化を防ぐ。
この防錆のプロセスを再現し、水の改質の度合いをチェックするのが「アクアメーター」だ。同社の田尻惠保社長は「防錆の尺度が出来たことで技術として完成したと言えます。一般建築物のリフォームはもちろん、設備の老朽化が進む都市部のマンションなどの給排水劣化対策にも役立てたい」と話している。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)2面
-
1655号(2025/07/07発行)7面
-
1655号(2025/07/07発行)1面
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)25面