LIXIL(東京都千代田区)は来年4月に新FC「LIXILリフォームショップ」を開始する。2016年度に700店舗、加盟店のリフォーム総売上高1000億円を目指す。

左から、LIXILジャパンカンパニー白井春雄社長、「ライファ」加盟店内海建設の内海明社長、 「ホームウェル」加盟店ウッディホームの細木正盛社長、LIXIL田口和敏上席執行役員
新FCは同社が運営してきたリフォームFC「ホームウェル」と「ライファ」を統合したもの。現状は加盟店数が408あり、2013年度のリフォーム総売上高が約600億円。今後、加盟社数を増やしていく方針で、2016年度に700店舗、1000億円を目指す。長期目標としては1000店舗、1500億円を計画している。
統合の狙いはLIXILと一体感のあるブランド名に変えることで、ユーザーに分かりやすくすること。さらに、それぞれのFCが持つノウハウや加盟店の成功事例を共有して競争力を高める考えだ。
LIXILリフォームショップでは、設備・建材のリニューアル市場よりも単価が高い、空間全体の価値を引き上げるリノベーションに注力する方針。競合他社との差別化を図る狙い。具体的にはユーザーの隠れたリフォームニーズをヒアリングする独自のツール「ライフスタイルコンパス」を活用していく。さらに、全41種類の全面改装プランが用意されている「新築二世」という商品の提案も進めていく。
LIXILジャパンカンパニー社長の白井春雄氏は「新築が落ち込む中、今年度がLIXILにとってのリフォーム元年。2つのフランチャイズを1つに統合し、もっともっとリフォームショップのサービス力を上げる。メーカーとFCが一緒になって潜在的な需要を掘り起こしていく」と話す。

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