フォトシンス(東京都品川区)は、スマートフォンアプリを使って鍵を開錠・施錠する、世界初の後付け型、スマートロックロボット「Akerun(アケルン)」を開発した。
同製品は、玄関ドアのサムターン式の錠に取り付ける。特殊な両面テープで簡単にドアに貼りつけることができる。スマホに専用アプリをインストールして初期設定すると、鍵をスマホで開け閉めできるようになる。

玄関ドアのサムターン錠に貼り付けるだけ
またアプリ上で「合鍵」を発行し、離れた場所にいる相手にメールで渡すことができる。
このほど東京都内で開かれた製品発表会には、同社の河瀬航大社長と、提携企業のNTTドコモ・ベンチャーズの栄藤稔社長、物件検索サービス「HOME'S」を運営するネクストの井上高志社長、三井不動産ビルディング本部法人営業統括部の光村圭一郎主事が登壇し、スマートロック活用の取り組みを紹介。

製品発表会で「Akerun」をPRする河瀬社長(左から2人目)と提携企業の各代表
井上ネクスト社長は、不動産会社がネット経由で鍵を入手して効果的に内覧する「スマート内覧システム」を、都内などで試験的に運用していると報告した。価格は3万6000円(税別)。2015年度は出荷台数1万台目標で、不動産管理・仲介会社などにサービスを拡大する。

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