TOTOの2015年3月期決算は消費増税の反動の影響を受け、減収減益となった。
売上高は前年同期比2%減の5445億円。営業利益は21%減の374億円。経常利益も同じ21%減の396億円。純利益は44%減の248億円。
主力の国内住設事業は売上高が8%減の4000億円。営業利益は47%減の190億円だった。国内住設事業のうち、リモデル部門は前年同期比10%減の2637億円。営業利益は46%減の160億円となった。国内住設事業の商品別業績はレストルームが5%減、水栓が4%減、浴室が9%減、キッチン・洗面が21%減となった。喜多村円社長は「消費増税による反動の影響が想定以上に長引いた」と分析する。
一方で、海外住設事業は好調。売上高は23%増。営業利益は42%増となった。
2015年度の計画は、売上高が7%増の5845億円。営業利益は14%増の428億円。リモデル部門は9%の増収を見込む。リモデル部門拡大のためにイベントを強化。DAIKEN 、YKKAPと協同で行う「グリーンリモデルフェア2015」を主要都市4会場で開催、7万人以上の来場を見込んでいる。
「2014年度は減収減益となったが、前々年と比較すると売り上げも利益も伸びており右肩上がりのトレンドの中にある。4月に入ってショールームの来店数が増えており、さらにリフォーム市場は加速していくと考えている」(喜多村社長)

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