リンナイ(愛知県名古屋市)は2014年度の決算と2017年度までの新規中期計画を発表した。計画は「進化と継承2017」と名付け、2017年度売上高3500億円、営業利益390億円を目指す。
品質へのこだわりを継承しつつ、ビルトインコンロに加えてレンジフードや食器洗い乾燥機、給湯器、浴室暖房乾燥機などの販売に力を入れ、ビジネスモデルの進化を図る。
国内ビジネスの目玉としてはハイブリッド給湯システム「エコワン」を主軸とし、同商品と床暖房などのシステム商材主体のビジネスモデルの構築を図る。設備投資も積極的に行い、今期の計画では227億円を予定している。
「ハイブリッド給湯機は世界最高水準の一次エネルギー効率138%を実現しており、今後3年間で年間3万台まで持っていきたい。床暖房などと組み合わせ、効率の良さを生かした提案ができると考えている」(内藤弘康社長)
2014年度の売上高は2950億円と過去最高を記録。国内の減収を海外売上高と円安の好影響でカバーした形。

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