キッチンやコンロは、 火災の原因になりやすい場所。いち早く危険を知らせるものや火災の広がりを抑えるもので備えよう。
クローズアップ建材 安全な暮らし提案
火災の多くは、キッチンでのコンロ使用中に油への引火で火が燃え移る、空焚きにより鍋が焦げるなどで、火種が近くの布製品や壁紙に燃え広がることにより起こる。コンロの消し忘れなどによる異常な熱を感知して消火する安全機能は多くに装備されているが、2008年からすべてのガスコンロのバーナーへの搭載が法令で義務付けられている安全装置「SIセンサー」は、火災の原因となる消し忘れや加熱しすぎを自動で防ぐ根幹の機能。それによりガスコンロによる火災は減少傾向で、住まい手の大切な命や財産を守る点で心強い。
建物火災による死因の約4割が一酸化炭素(CO)中毒という統計を受けて開発された、一酸化炭素検知機能付き火災警報器の取り付けも大変有効だ。
また、万一火災となり避難する際に、熱割れしない耐熱結晶化ガラスなどを取り付けることが備えとなる。「火が出ても燃え広がらない」建材や警報装置も火災から身を守るうえで重要だ。乾燥する冬本番、防火建材の提案を通して防災・減災に貢献したい。
- 一酸化炭素と温湿度を細かく見守る
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煙センサに加え一酸化炭素センサを搭載した火災警報器。一酸化炭素(CO)濃度100ppmを検知すると、CO注意報で通知する。また、温湿度を検知して熱中症になりやすい環境やインフルエンザウイルスが蔓延しやすい空気の乾燥した環境も知らせる。専用リチウム電池の寿命も約10年とランニングコストも良い。
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