木製ドアや建具、建築資材の製造・販売を手掛ける阿部興業(東京都新宿区)は、7月28日に本社併設の東京ショールームをリニューアルオープンした。
「開く扉」をモチーフにデザイン
約600平米のスペースにドアや建具、障子など150点の商品を展示。デザイン事務所nendoの佐藤ナオキ氏との提携で1年をかけて全面改装を行った。
同社は創立70周年を機に、7つの会社体制に基づく7つの事業を打ち出した。デザインオフィスnendoとコラボしたseven doorsをはじめ、防火・防音ドア、玄関ドア、内装ドア、建具、造作家具、その他資材の7商品群を展開している。
ショールーム内は7つのエリアに分けて、事業ごとのピクトグラムを表示。実際に開けた感触を体験できるよう、ドアを扇型に配置した。合わせて全体に円を描くモチーフを基調としている。
リニューアルにあたっての狙いは3点。デベロッパーなどへも響く突破口としての役割、東京五輪に向けた需要の獲得、そして社会とのコミュニケーションの場だ。
阿部清英社長は「『木製ドア、建具、造作家具へのニーズ、夢を実現し人々の快適な生活、幸福な生活に貢献する』という当社の理念を追求したい。新ショールームから少子高齢化の時代に沿った提案、需要の創造をしていきたい」と話す。
同社は1945年創業、年商124億8000万円。社員数234人。

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