建材メーカーの三菱マテリアル建材(東京都中央区)はこのほど、建材の製造販売事業をアイカ工業(愛知県清須市)に譲渡すると発表した。
同社が、対象事業を承継する新設会社を会社分割により設立し、その新設会社の全株式をアイカ工業が取得する。新会社の成立日および効力発生日は10月1日。
譲渡対象となるのは「押出成形セメント板事業」「ケイ酸カルシウム板事業」「多機能建材事業」の3事業。同社は、中長期的に対象事業のさらなる発展を目指すためには、樹脂技術をコアに化成品・建装材・住器建材事業を展開するアイカ工業に、対象事業を委ねることが最善と判断したとしている。
対象事業を取得するアイカ工業は、「内装用不燃建材の拡充」「外壁事業の強化」「有機系技術と無機系技術との融合による新商品の開発」などを推進し、中核事業である国内建設市場向けビジネスの持続的展開を目指す。
なお三菱マテリアル建材は、同10月1日付で商号をエム・エム・ケイに変更する予定。

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