A: 初回の電話で補助金案内を
「お客様から電話でのお問い合わせを頂いた際には、まず適用できる補助金の案内をしています」と話すのは、小川建装(東京都八王子市)の小川正博社長。初回の電話でお得な情報を伝えることで受注率を高めている。
ユーザーからの問い合わせの電話を受けるのは3人の女性事務員。同社のメーン商圏である八王子市と多摩ニュータウンエリアで使える補助金についての知識を持っており、問い合わせに対して、スムーズに補助金の案内をすることができる。例えば、バリアフリー化改修や省エネルギー化改修など6種類の改修工事が対象となる「八王子市居住環境整備補助金」がある。施工に関する細かい話に移る際には、営業担当者へユーザーへの対応を引き継ぐ。

補助金の案内が書かれたチラシ
チラシにも補助金の案内を記載。月1回、8万部を配布する両面2色刷りのチラシに対する反響は、以前は月間30件ほどだった。補助金の案内を載せたチラシに対しては、それにプラスして15件ほど補助金についての問い合わせがあった。
「八王子市から補助金申請の代行業務も委託されており、お客様は煩わしい補助金申請に手間を取られることはありません。このこともお客様への大きなアピールになっていると思います」(小川社長)
同社は、戸建て住宅の外壁塗装を中心に、年間約300件、3億7000万円ほどのリフォームを受注している。

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