TOTO(福岡県北九州市)は8月28日、市内の本社・小倉第一工場敷地内に「TOTOミュージアム」を開設した。
1964年のシステムバスも展示
2017年に創立100周年を迎える同社の記念事業の一環で、以前あった歴史資料館をリニューアルしたもの。4倍の面積に増床し、過去に開発されてきたトイレ、キッチン、バス、洗面化粧台を一堂に展示。創業からの歴史と進化を紹介している。
なかでも目玉となるのは、1964年にホテルニューオータニに設置したシステムバスだ。同ホテルに唯一現存していた1台を移し展示している。また、創業初期に開発した便器の復元や、過去、国会議事堂や迎賓館赤坂離宮などに設置されてきた水まわり品なども多数用意されている。展示品総数は950点。
また、新しいショールームを併設しているのも特徴。旧店舗の約1.4倍のサイズに拡大し、ミュージアムとの相互での集客を期待している。
喜多村円社長は24日のオープニングセレモニーで「100年で終わりではない。創業からのものづくりの精神を継承し、次の101年、102年と新しい生活文化を創造していきたい」と話した。ミュージアムは年間2万人の来場を計画している。

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