重厚感が特徴だった瓦には、多彩な色や平らな形など、新たな流行が生まれている。現代的な住宅にも似合うデザインが増え、軽い素材のものも登場している。
住宅に存在感を与えるのも瓦の魅力だ。最近の瓦は災害にも強くできている
写真提供/鶴弥
伝統的な風格と土の風合い
日本古来の屋根材である瓦。塗り替えが不要でメンテナンスが簡単、耐久性や耐火性に優れるなどの利点がある。
瓦は粘土に釉薬を塗り、高温で焼き上げた天然素材だ。独特の風合いと質感があり、屋根の重厚感も生まれる。鬼瓦や家紋を飾ることもでき、どっしりした構えは伝統的な日本住宅にふさわしい。
経年劣化はあるが、釉薬で焼き上げた瓦は、塗料と違って退色がない。損傷がなければ、古くなったところが味わい深い外観になるのも特徴だ。

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