横浜市の「芸術不動産」事業が民間主導で進展し始めた。同事業は昨年度まで市の主導で行ってきたが、今年度から民間の事業者自らが建物のリノベーションを企画し、施工する事例が出てきた。
「芸術不動産」とは、同市が行っているアーティストやクリエイターの誘致事業のこと。2014年度までは市が補助金を出し、市役所を中心とした「関内」「関外」エリアの老朽化した空き物件を改修してアーティストの入居を促す取り組みも行っていた。
現在、防火帯建築のビル2棟を民間事業者がリノベーションし、入居者の募集を行っている。中には、退去時に現状復旧義務を課さない、入居者がセルフリノベーションできる1室もあり、オーナーの費用負担の軽減を図る取り組みもある。

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