世界のハウズから vol.11
アメリカで広がる「小さな住まい方」の可能性とは?
土の広いアメリカでも、都市への産業・人口集中が進行しており、都市部では、21世紀の小さな住まい方ともいえる「マイクロハウジング」が広がっている。
サンフランシスコでも開発が進むSoMa地区に誕生した集合住宅《パノラミック》には、IT業界で働く若者たちが多く暮らしている。1戸あたりの床面積は平均的なアメリカの新築マンションの3分の1程度だが、立地的に利便性が高く、サステナブルな建築、駐輪場の充実など居住者のライフスタイルに寄り添う設計が実現されている。
アメリカのサンフランシスコやシアトル、メキシコ、そのほか世界各地で、建築家や建設業界がそのなりゆきに注目し、実験的な事例を生み出しているのが、最新デザインで狭いながらも快適な暮らしを提供するスモールスペース住宅市場である。マイクロハウジングは、手が届かないほど家賃が高騰してしまった都市でも、比較的安価な住宅を提供できる点が評価されている。

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