カギは283万件の既存ユーザー
ガスを中心に15もの事業を展開し、2016年度にはグループ全体で1786億円を売り上げたTOKAIホールディングス(静岡県静岡市)。リフォーム部門は太陽光の苦戦によって、前期のリフォーム売上高は対前期比微減の81億円にとどまったものの、18年度のリフォーム売上高100億円突破に向けて、事業拡大のための体制づくりを着々と進めている。リフォーム事業の中核を担うTOKAI( 同)の小栗勝男社長に話を聞いた。
ユーザーの目の前で高いクオリティのパースを作成
事業間の相互送客を推進
同社最大の強みは、283万件もの顧客数。ユーザーの生活を総合的にきめ細かくサポートするという「TLC(トータルライフコンシェルジュ)」構想の下に様々な事業を展開(表参照)。その大量の顧客を生かすべく、各事業間での相互送客を積極的に推進している。
リフォーム事業に関しては、親和性が高いと見られるガス事業や住宅、セキュリティ事業を1つにまとめた「ライフソリューション部」を立ち上げることで体制を整備。これによって、事業間での連携が進み、リフォームだけでも相互送客によって8億円を売り上げている。
会員制サービスも充実
また、「TLC会員サービス」というユーザー向けの会員制サービスも5年前にスタート。これは、ガスやインターネット、ケーブルテレビなど、同社が提供するサービスを利用するたびにポイントがたまるというもの。加えて、アンケートやクイズなどのキャンペーンに参加することでもポイントは獲得することが可能。

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