~米国リフォーム市場 最新リポート vol.2~
Sockeye Homes
創業から10年で100以上のコンテスト入賞を誇るSockeye Homes(ワシントン州シアトル)。最新物件でも提案力、デザイン力の高さは際立っている。
50人超えるパーティに対応「グレートルーム」
ワシントン州で最もコンテスト表彰回数の多いSockeye Homesの最新事例を紹介する。キッチンとリビング、ダイニングを一体化させ、大空間を実現するグレートルーム提案が同社の強み。ただ壁を取り払うだけではなく、天井を高く上げ、上部にも広い空間を実現する提案が多い。構造面での設計もやり直す必要があり、補強梁などをしっかりと施工して新たな空間をつくり出す。
アメリカの住宅に多い地下室のリフォームでは、古い木材と鉄のパイプの組み合わせで最新のスタイルを生み出し、高く評価されて全米コンテストの地下室部門で1位を獲得している。
「コンテスト受賞をするためには、新しいスタイルを提案する必要があります。他社がマネするようなはやりを作るつもりで新しい要素の組み合わせを考えています」(酒井利英社長)
古びた木と鉄を組み合わせ
築年数90年に近い物件の地下室リフォーム。施主の好きなバーを地下室に実現。スポーツ観戦やビリヤードを楽しめる大人の空間をつくり出した。ポイントは古びたパイプを活用した棚や、古材でアクセントを作ったバー空間。リフォーム費用は約2500万円。
スポーツバー、プールバーの様な空間を地下室に具現化した
木と鉄の組み合わせと、新しい建材と古い建材の組み合わせが評価され、マスタービルダーズ協会主催の全米コンテスト地下室部門で最優秀賞を受賞した。この物件では同社がマスターバスルームの施工を今、行っている。
中古の木材を利用したバースペース(左)、造作棚にもパイプを配している(右)
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