インテリアで健康に
「インテリアが健康に役立つということを一つのジャンルとして、医学的な裏付けを持って多くの人に広めていきたい」と語るのは菜インテリアスタイリング(東京都渋谷区)代表取締役の尾田恵氏だ。尾田氏はインテリア健康学という新たな視点からリフォームを手掛けている。「インテリア健康学の観点をリフォームに入れると、今まで以上に自分のための最高の住まいにつながっていきます」(尾田氏)
アクティブケアを導入したモデルハウス「眠れる家の妻。」リビング
インテリア×健康の「アクティブケア」
インテリア健康学の先駆けとして生まれたのが「アクティブケア」というインテリア・メソッドだ。この考え方は、健康に配慮したインテリアの中で、自分自身で体と心の健康管理を積極的に行うという考え方。尾田氏と獨協医科大学神経内科准教授の辰元宗人氏との出会いから始まった。辰元氏が片頭痛患者に自宅の照明を真っ白な蛍光色からオレンジの電球色に変えるよう提案したところ、症状が良くなったという事例があった。片頭痛の人には光過敏の症状がみられることが多く、明るすぎる照明が頭痛の誘因となっている可能性がある。この患者も光過敏があり、色温度による刺激が和らいだことで頭痛の症状が軽くなった。

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