・ニトリや良品計画などの家具大手がリフォーム事業を本格化している
・ニトリの目玉商品はキッチン、良品計画では中古マンション改装といった強み
・ホームファッション小売市場は約3兆4000万、各社で改修事業による売上拡大を狙う
ニトリや良品計画など家具・インテリア大手がリフォーム事業を本格化しだしている。改修専門業者と連携したり、リノベーションに特化したりと各社独自色を打ち出す。家具と親和性の高いリフォームをどう取り込み、次なる成長につなげられるのか。
家具・インテリア大手のリフォーム事業への取り組み
大塚家具は参入検討へ
国内最大手のニトリホールディングス(北海道札幌市)は現在、571店舗を展開。その内、30店舗にリフォーム事業部を置いて改修の相談に対応している。目玉商材はオリジナルキッチン。シンプルシリーズBSライトプランという商品は15万9000円(税別)という低価格さが売り。「お値段以上」で同業他社と差別化する戦略だ。
ニトリのキッチンカタログ。
15万円台のキッチンをPRし「お値段以上」のお得感を訴求
対応力強化のために業者と提携を進める。神奈川県横浜市のリフォーム会社のプラネットグリーンと業務提携し、ヒアリング、現地調査、見積もり、施工管理などを担ってもらっている。専任担当者が十分に足りない店舗もあり、専門業者と連携することで受注を伸ばす考え。
プラネットグリーンの永井良社長は「横浜、埼玉、千葉、静岡、仙台の5支店、約30人がこの協業に関わっています」と話す。

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