市場ニーズを見抜き、アナログな解体工事に注目
施主と解体業者をつなぐプラットフォームがある。クラッソーネ(愛知県名古屋市)が運営する「くらそうね」だ。2018年度の解体工事のマッチング施工高は約20億円。なぜ解体に着目したのか。川口哲平社長は「もっともアナログでニーズがあった」と語る。
「くらそうね解体」のトップページ。約1000社が登録している
1億2000万円のコストダウンも
同社は2011年に「くらそうね解体」を開始。これはインターネットから申し込みがあった施主に最大3社の解体工事会社を紹介し、相見積もりを取って選んでもらうというもの。これまでで約2万5000件の問い合わせがあった。
今年8月には新サービス「くらそうね」のβ版を愛知県から提供開始した。新サービスでは、LINEで質問に答えると、スマートフォン上で最大10社の見積もりを最短1日で閲覧できる。また、工事会社の評価や口コミを見ることが可能。評価は、以前その会社に工事を頼んだ施主が回答したもので、評価項目は(1)応対マナー(2)追加費用(3)工事品質(4)工期遵守(5)近隣配慮だ。

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